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【社長インタビュー】初公開!川田社長へ10の質問!!

株式会社フィノバレーの代表取締役社長の川田さんに10の質問をしてみました!「難しいミッションだから挑戦者求む!」現在、未来のフィノバレーについて熱く語っていただいています!(インタビュー兼ライター:須田)

Q1株式会社フィノバレーとはどういう会社でしょうか?

デジタル地域通貨というスマートフォン決済の地域限定版のサービスを主軸に事業を展開しています。現在はいろんな地域で導入を進めており、東京都世田谷区という都会もあれば福島県磐梯町のような小さい自治体というところもあります。

それぞれの地域に応じた形で仕組みを応用して価値をだしていくことに注力をしています。

今現在はデジタル地域通貨をサービスとして行っていますが、それ自体は、世の中に目的と手段があればこれは手段の一つになっていますね。手段が目的化することなく、目的をどう果たしていくかが我々の使命だと考えています。

Q2 会社のミッションについて教えて下さい。

ミッションはデジタル地域通貨プラットフォームを軸に、ローカル(地域)において金融の仕組みを使った新たなサービスやビジネスを構築することで、イノベーションを起こし、世の中の課題の解決や未来に新たな付加価値を産み出すこと。

それを果たすため、持続可能な地域になるような社会インフラを我々がつくっていくという思いがあります。

戦後にできた社会システム。人口が減少している時代、東京に一極集中していて、なにかしら変えていくことが将来の豊さにつながっていくと思っています。デジタル地域通貨をきっかけに、仕組みをアップデートをしながらイノベーションをおこし、変化をおこしていくことを目指しています。

Q3 会社経営において大切にしていることはなんですか?

世の中には社会課題がたくさんあるため、課題に向き合い、誠実であるということを大事にしています。

自分たちの製品を押し付けて売ることはしません。私たちの目指す世界観と思いを共にできなさそうなものであれば、むしろ価値を提供できないという意味でお断りすることも多いです。また売上を増やすためという動機が先行し過ぎると、色々なところで間違いや歪みが産まれてしまうので、それは絶対にやりたくないです。

目的や理想を自分たちが常に意識していかないと中長期でインパクトを与えられないと考えています。人間関係をくずさないように調整やアレンジをしていくことが私たちの仕事だと思っています。

Q4  事業についてより詳しく教えて下さい!

私たちはデジタル地域通貨、地域限定のスマートフォンアプリを使った決済の仕組みのシステム「MoneyEasy(マネーイージー)」を提供しています。

事業を拡大していくうちに「仕組み(システム)を提供するだけでは価値を出すには充分ではなく、もっと踏み込んで取り組む必要がある。」ということに気づきました。仕組みをどのように活用していくかが大切です。また仕組みを持続的に運用していくのは、最後はそれぞれの地域になるため、どのようにトランスファーしていくかというコンサルティングも業務としてやりはじめました。現在は上流から下流までフルサービスで提供をしています。

実際の例だと「せたがやPay」を導入している世田谷区にフィノバレーの社員が常駐し、「せたがやPay」を巻き込みながら一緒に盛り上げていく仕組みづくりを行っています。SNSの運用、お店の取材などの活動を通じて巻き込んでいくプロセスを推進しています。

最近ではプレミアム付き商品券を受託することがあります。その中で問い合わせの対応も受託しており、システムを活用していくための周辺業務も我々が行うことで提供領域を広げることで、たくさんの改善ポイントの理解と、地域通貨を浸透させるプロセスについて、もっと解像度をあげることを目指しています。

当たり前のことですが、システムがあればみんな勝手に世の中がイノベーションを起こせるわけではないのです。地域に価値を出すためにどうしたらいいかということを私たちは突き詰めていきたいと思っています。理想は町や市を良くするために、単に経済が良くなるだけではなく、社会正義的なものも含め地域コミュニティをいかにより良いものにしていくか、というのが私たちのチャレンジ領域です。良い町という定義はたくさんあると思いますが、そこに向けてできることを考えていくと、もっといっぱいやることはあると考えています。

Q5 現在は何地域導入していますか?また今後は?

14地域に導入済みです。(2023.1.18時点)

フィノバレーからプッシュ型での営業はしておらず、インバウンド型での営業プロセスを志向しており、営業マンがいなくても成り立つかを実験しているところもあります。

>なぜ営業をしないのですか?

私たちがしようとしていることの世界線があるのと、プロダクトとしても100点満点中まだ10点くらいのサービスだと思っています。なのでここで誰かを説得して売るということを今はなるべくしたくないと考えています。自分たちが考えている世界観に共感いただけるところと一緒になって作り上げたいという想いがあり、あまり乗り気ではない人に対して説得して、その人達の要望を入れていくと自分たちがやりたいことと遠ざかってしまう可能性が高いと考えています。ですので、いま時点で支援してくれるお客さんとサービスをもっともっと磨いていきたいと考えています。

Q6 この先MoneyEasy(マネーイージー)を使ってどのような社会をつくりたいですか?

地域に対しては、持続可能な地域にしていくため、また良い地域になっていくための血流になっていきたいと考えています。地域が推進しやすい仕組みにすることが究極の目標です。

デジタル化することで行政の効率や利便性を良くするために、デジタル庁を含め、行政のDX推進の動きが本腰を入れて推進し始めています。このような良い動きをより推進しやすいコンテンツや啓蒙活動も含めてやりたいと考えています。

会社としては、そういうことができることがあるのを信じているので、それを証明していきたい。会社というよりは個人の思いかもしれませんね・・(笑)

Q7 この先チャレンジしていきたいことはありますか?

地域コミュニティを再構築してコミュニティ内での相互扶助を促すような取り組みにチャレンジしていきたいです。

今はキャッシュレスや消費喚起のための補助金の配布装置として取り組んでいますが、行政の給付金の事業や、行政ポイントや地域ポイントプログラム(何か参加すればポイントが付与される)などをしながら住民の行動変容を促す取り組みにチャレンジしていきたいです。

また、ポイントを配る外発的な動機づけの仕組みを提供するだけではなく、内発的な動機に変容させていていくために、もう少し深い啓蒙活動をしていきたいです。新しいルール作りや雰囲気作り、民主的なアプローチを通じながら、みんなで意識を変革していくところまでやっていきたいと考えています。

しかし、これらは私たち民間企業単独ではできないため、行政とタックを組みながらやっていきたいと思っています。

Q8 どんな人と一緒に働きたいか

なんか難しいんですよね・・なんだろう。

会社が目指す方向性、考え方との共感度が高い人と一緒に働いていきたいですね。また、チャレンジすることに情熱を燃やせる人を大事にしたいです。自分は先天的にそういう人間だったかというと、そうではないので、いろいろな経験を経ながら、後天的に考えが変わっていくことももちろんあるとは思います。

さらに、自分がアップデートすることに対して柔軟な人が良いと思います。仕事を通じて気づいたり、考えをアップデートするということができる人です。

Q9 この先のフィノバレーはどのように思い描いていますか?

地域(ローカル)にイノベーションをもたらすことで、持続可能で輝ける色んなローカルを成立したいし、それが目標となっています。

この先、提供先を100地域にしたい、200地域にしたいなど、いたずらに数を増やすことには関心がないです。確かに数多くはやれているほうがいいとは思いますが(笑)

事業との両立を前提に、地域(ローカル)の社会課題の解決に寄与しながら、未来に向けて価値を出していきたいです。現在、全国に1,718自治体がある中でまだ12の地域の導入です。もっともっと多くの地域で価値がだせるようになりたいと思っています。

Q10 最後にメッセージお願いいたします!

人それぞれの価値観にはなるとは思いますが、仕事としてはやりがいがあると思います。

ただ、取り組んでいること自体は難易度が高いミッションだと思う。人口が減っていく中でどのように課題に向き合うか。地域(ローカル)でも、特徴を活かしながら、知恵を絞ってアイディア次第でやれるということを証明したいです!

難しいミッションだから挑戦者を求む!

(笑)(笑)

川田社長、貴重なお時間をありがとうございました!!!


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